このように、自律神経の乱れによる症状も、むち打ちによって引き起こされる場合があります。これら症状が出る病態をバレ･リュー症候群と呼びます。

これらの症状は、事故による衝撃で頚部の自律神経が傷けられおこると考えられています。そのため、頚部の治療とともに自律神経の治療をおこなう必要があります。

一般に、頚部の交感神経節である星状神経節へのブロック注射(星状神経節ブロック）による治療が行われます。当院では、麻酔注射の代わりに特殊な光線による治療（星状神経節照射療法）を取り入れて治療に当たっています。この方法ですと、首に注射を打つことなく治療できるので安心して治療を受けていただくことができます。